磐梯吾妻スカイラインの中程に「吾妻小富士」があります。
福島駅から約1時間ほど磐梯朝日国立公園の中に浄土平(吾妻小富士)があります。
浄土平・吾妻山エリアは迫力の火山エリアです。
火山噴火により形成された荒涼とした火山荒原です。
一切経山の火山噴火により吾妻小富士はできたといわれています。
一切経山の中腹からは噴気が立ち上がっていました。
吾妻小富士は浄土平駐車場から整備された登山道があります。
ジグザグの道でたくさんの人が登っていました。
ゆっくりのぼっても火口壁まで20分程でのぼれました。
登ると冷たい強い風が吹いていました。
噴火口を1周するには1時間ほど必要だそうです。
浄土平の施設として山奥深くここにこんなと思われるような立派な建物がありました。
浄土平ビジターセンターというそうです。レストランやお土産屋さんもありました。
大きな駐車場がありたくさんの人が施設を利用します。
秋の紅葉をはじめ360度の大パノラマが広がっていました。
愛犬連れでも吾妻小富士へは登ることができます。
山形・立石寺 日本にもこんな素晴らしいお寺がありました。
立石寺(りっしゃくじ)は松尾芭蕉の奥の細道の中に出てくる「静けさや岩にしみいる蝉の声」を詠んだことで有名なお寺です。
別名山寺といわれていて自然に風化された岩壁や岩を掘ったような形状をしています。
歴史的には西暦860年に創建された天台宗のお寺で厳しい自然の中で修行僧が命がけで心身を鍛えた場所だそうです。
ギリシャのメテオラを思い出されるような修行のお寺が日本にもあったのでした。
夏に詣でて蝉の声聞きたかったのですが愛犬連れの旅なので秋までのばしていました。
階段の段数と自分の体力を考えると11月になってしまいました。
12月では雪が降り積もりのぼれそうにありませんでした。
段数は1070段ほどありました。
俳聖松尾芭蕉が旅の途中引き返してまでも詣でたお寺ということで
是非このお寺へは行ってみたいという気持ちが募っていました。
俳聖松尾芭蕉の像がありました。40歳後半という事です。
「不易流行」の考えから何もかも捨てて旅立つという事「勇気の人」と思いました。
登るにつれて奇岩の穴が多くみうけられました。
山寺といわれる通り山を登るような感じでした。
昔 行けたエリアは見ているだけで危険でした。胎内巡りもあったそうです。
お寺の歴史と山の形状、雰囲気とも期待通りのお寺でした。
一番上の見晴らし台は五大堂といわれていました。
駅から近いのも驚かされました。
紅葉がちょうど美しく一段と景色が心に残りました。
犬連れOKの宿 花月ハイランドホテルでのプリン
安達太良山の空は青かった
安達太良山は標高1700mの山で万葉集にも出てくる古来から憧れの山です。
今は安達太良ロープウェイで愛犬をつれて美しい景色を眺めることができます。
登山の経験がなくても シニアでもそれなりに楽しめるリゾート地です。
高村光太郎の「智恵子抄」で有名な安達太良山をまじかで見ることができました。
「智恵子抄」では「ほんとうの空」という表現が出てきます。
智恵子さんは生まれ育った二本松から見える安達太良山をながめてやさしさに包まれていたことでしょう。
真っ青な空と雄大な山から生きる元気をあたえてもらったのでしょうか。
山って不思議な存在だと思う。
いつの間にかまるで生き物のように心の中にどっかりと陣取ることがあります。
陣取られたら時々会いに行きたくなってしまうのです。
遠い日に母の腕の中にいだかれているそんな気持ちになります。
自然の力は計り知れないすごいものだとかんじます。